眠れない夜の為の寓話
永遠なんて幻想の末路
恋の発症機序 ≠ 愛の生産過程
離れていくのを止められないでいた
眠れぬ夜をおしえてあげる

暁を呪うかげ
芍薬と毒
宇宙のすみっこ
月と心中
沈まない太陽

刹那に生きるもの
背中合わせに歩いてた
誰も知らない約束
真っ白に塗り潰せ

かなしみが剥がれ落ちる音
聖夜の持つ魔力
いつしか忘れられた楽園
心なんて薄い殻

過去に揺さぶられただけ
わたしのぜんぶをあげるから
きっといくつもの朝を迎える
世界がいきなり広がるわけない

時空の瞬き
君のその小さな手にぜんぶ握ってある
愛をひと匙
夜明けはとうに見失った

望郷のひと
煌めきの断章
迷子の足音
今宵も慰めのキスを

ちっとも気づいちゃいない
月とレトリック
交わらない運命とやら
消せない過去が構成する

始まりの場所で終わろう
善悪の外側
袂をわかつまで
夜が押し寄せる
点が線にならないだけ

感覚の記憶
悪魔の不在
時間に隔たれる閃光
過去の扉を叩け
まとわりつく幻影

不揃いの未来
世界で一番優しい言葉
忘れられれば悩みは消えます

いつだって何かを間違い続ける
彼女だけが取り残されて
みんな都合のいい話
過去の楽園
悲しいことはひとつずつ消していこう
祈りの結末
確かなことがひとつしかないなら
君は網膜の中に棲まう
ユダになりきれない
願った結末

窓の外の憧れ
好奇心の弾丸
幻想の終末
逃れた記憶
終わらせない物語

きっとあの日のことも思い出せないまま大人になっていくんだね。物語はいつだって、誰かに紐解かれるのを待っている。